岡田監督の辞任が正式に決まった。具体化する後任の人選。すでに球団内部で練られているその名前について、電鉄本社首脳が重大発言した。
「木戸は最適任者。キャリア的に言っても段階を踏んでいる。この数年よく勉強している」
さらに同首脳は平田勝男二軍監督(49)、OBの真弓明信氏(55)=現解説者=に関しても監督候補とした上で言及した。「平田は二軍監督をしているし、次の候補の適任」とし、真弓氏に関しては「人柄が素晴らしい。高く評価している」と明かした。
つまり、『最適任』=木戸、『適任』=平田、そして、『素晴らしい人』=真弓。そのものズバリの後任候補の評価の順。後任の有力候補として木戸コーチが挙げられていることを示したのだ。また、別の本社首脳は「平田は二軍監督になったばかり。木戸なら今のチームのこともよくわかっている」とも語った。
木戸コーチは1985年のV戦士で、01年オフに野村元監督の推挙でいったんヘッドコーチにも就任。03年には二軍監督として日本一に。指導者としても順調に経歴を重ねてきた。その卓越した理論、熱血指導には定評がある。2年間の評論家生活を経て今季から一軍の作戦兼バッテリーコーチに就任して、参謀役として岡田監督を支えた。
この日、坂井オーナー、南球団社長と会談した岡田監督も、後任について「(内部昇格の場合は)コーチの評価から(後任は)出てくる」と、木戸コーチについてもその考えを伝えた模様。坂井オーナーもすでに「守りを重視し、しっかりとした野球をやってきた」と岡田野球の継承を次期監督の条件のひとつに挙げているだけに、それを熟知した木戸コーチは“最適任者”といえる。
「後任人事については、あすオーナーが東京から戻ってきますので、あさって以降、みんなで集まって、打ち合わせて決めていきたい」。南球団社長はこの日、球団事務所で16日にも後任の人選作業を具体化させていくことを明かした。
もちろん、最後の判断は総帥である坂井オーナーが下す。15日にも都内で星野SDと協議。ほかにOBの吉田義男氏(75)=現解説者=の意見も広く聞き、決定する。その過程で木戸最適任の球団案が、平田二軍監督、真弓氏らの候補者とともに検討課題として話し合われる。
11月1日からの日本シリーズまでには新体制を決定する。木戸コーチを“最適任”とした球団案が通るのか、坂井オーナーの決断に注目が集まる。