虎のエース安藤でPシーズン6連敗止める!

2008.10.14 05:02

 去りゆく将に“初勝利”を−。18日からの中日とのCS第1Sの第1戦に先発予定の阪神・安藤優也投手(30)が13日、辞意を表明した岡田監督に捧げる白星を誓った。05年のロッテとの日本シリーズ、07年の中日とのCSを合わせ、現在ポストシーズン(PS)6連敗中の指揮官に記念の1勝を届ける。

 フロントは後任監督問題の10月決着に向けて、スタートを切る。選手の仕事はもちろんCS突破。先陣を任された安藤が18日からのPSで「10勝」を誓った。

 「監督がああいう形になって、このままでは終われない。今年にかける気持ちは強いし、意地をみせたい」

 144試合の長き戦いから一夜明け、休養に当てた。しかしハートの火は消さなかった。日本一まで「M10」。それが安藤の目標だ。

 岡田阪神として3度目のPS。過去の10月決戦は苦い思い出ばかりだ。監督就任2年の05年、ロッテとの日本シリーズはまさかの4連敗。昨年の中日とのCSではいいところなく2連敗で終戦を迎えた。ここまで岡田監督は6連敗。「(昨季のCSで)結果が付いていないけど、苦手意識はないよ」と右腕は語った。負の連鎖を断って、送り出すことが自身に課した使命だ。

 今季は初の開幕投手を務め、自己最多の13勝(9敗)はチームの勝ち頭。しかし巨人との「10・8」では4回2失点で敗戦投手。今も悔しさは残る。それでも「いつまでも落ち込んでいても仕方ない」と前を向いた。

 「第1ステージは勝っているヤツから投げさせるよ」と岡田監督は安藤での出陣を予告。オリックス−日本ハムのパ・リーグの第1Sを見てもわかるように、初戦の勝敗がカギを握る。そこで指揮官に“初勝利”を送ることができれば…。

 今季、中日とは3戦3勝で防御率1.64。さらに開幕白星を飾った京セラドームの大歓声が背中を後押しする。

 「これからはすべての試合が大事になる。全部勝つつもりでいく。あと10勝すれば、日本一になれるんだから」

 中日&巨人とのCSで計6勝。そしてパの覇者に4つ勝てば、“世紀の逆転V”が完成する。そのための第一歩。安藤が指揮官に最初の“餞別”を届ける。(川端 亮平)

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