(甲子園新室内練習場の喫煙スペースで)
――坂井オーナーと話してスッキリ?
岡田監督 「スッキリというか、(シーズンが終われば)どういう形でも、(恒例の)オーナー報告というか」
――慰留があった?
「『あと2、3年(やってほしい)』と。(オーナーも)ムチャなこというな(笑)」
――辞意は分かってもらえたか
「うん。別にそんな優柔不断に変えることじゃ、ないからな」
――最後は『ご苦労さま』と別れた
「ケンカして(辞める)というわけじゃないし。(南球団)社長もおって、いろいろ話した。辞めることについては、そんなに長々と話していない」
――いろいろというと今後の話か
「(チームの)現状とか、ファームとか、そんな話をな。一番、分かっているのは俺だし。来年、(チームが)いい方向にいかないといけないし。シーズンが終わったら、いつもする話。こうせなアカンとか、そういう話。勝った負けたでこうなった(辞任した)だけでコーチの入れ替えとか、編成とかドラフトとか、毎年する話をした。優勝したら来年も(監督を)するつもりだったし、ずっと考えていたこと。責任を取っただけやし、(自分が辞めるまでに)時間もないし」
――何が必要という話だったのか
「オーナーにもいうたよ。外国人、補強部分、当然出るわ。1時間くらい話したかな」
――後任監督の話もしたのか
「どうなるか(分からんけど)。(内部昇格の場合は)コーチの評価から(後任は)出てくるもんやし。俺は(チーム)内部のことしか分からんから、参考意見はいったよ」
――守りの野球を継いでくれる人がいい
「外国人、FA(の獲得選手)が来たら(阪神の)野球が変えられるけど、そう簡単には変わらんよ。ファームの選手はそういう方向性(守りの野球)でやっているし。来年、ボーンと打ち勝つのは無理。(そういう)チームのメンバーやからな。監督が『こんな野球がしたい』というてパッと入ってきても、パッとはできん。こんな戦力やから。それ(チームの方向性)で監督も決めたらいいと思う」
――そういう視点からコーチの評価をオーナーに報告した
「1人ずつはいうてないけど、ある程度はな。(一、二軍コーチ陣の)入れ替えも考えていたし、それをいうただけ。(考えていたから)そういう話がいえる。来季の構想を話したわけや」
――自分を支えてくれたコーチの中から後任(監督)をやってほしい?
「誰がやるんか分からんけど、それはその人の気持ちもあるから(言及しない)」
――何らかの形で球団に残ってほしいという話は
「それはない」
――クライマックスシリーズに向けて
「シーズン中は全然考えていなかった話。(春季キャンプが始まる前日の)1月31日に、みんなに『CSは関係ない。シーズンを勝とう』といったから。CS(の制度)には賛成じゃないが、選手は悔しいと思っている。それをもう一度、ぶつける場所があるから。やるしかないよ」
――技術より気持ちが大切
「そう、ここまできたら気持ちよ。13(ゲーム)差がひっくりかえったことが頭にあったら、できん。あれはもう終わったこと。思い切ってできるから」
――失うものはない?
「今でも失うものはないよ。でも、チャンスはある。昨年より今年の方が(CSを勝ちたい)気持ちは強い。どういう結果になろうとも、昨年とは問題にならないくらい強いよ。昨年はけが人が多くて、第1ステージの3人目のピッチャーがいなかった。今年も多少はけが人がいるけど、『もう1回やったろう』という戦力だから」
――第1ステージは2けた勝っている投手2人を投入するのか
「そや、ええピッチャーからいかんとな」
――最後の3試合、今岡をスタメンから外し、鳥谷を5番に入れた。打線も調子のいい者から使うのか
「(相手投手の)右とか左とかで分からんけどな。短期決戦だし、この4日間の調整で調子を上げてな。もうそれしかないんやから。調子ええもんからいくよ」