ジェフ、ガチンコ勝負でカツ! 阪神のジェフ・ウィリアムス投手(36)が14日、甲子園の新室内練習場で18日からのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(対中日、京セラD)に向けて練習を再開。15日から始まるブルペン陣総動員のフリー打撃にも登板し、CS突破へ真剣勝負で打線にカツを入れる。
練習再開初日。岡田監督の辞任が正式に決まった。室内練習場に重苦しいムードが漂った。だが、いつまでも落ち込んでいられない。ウィリアムスが力強く反攻を宣言した。
「今までのことは忘れてね。この時期はどれだけ勝ちたいかが大事になる。気持ちを高めて投げたいね」
1日の休養で気持ちを切り替えた。V逸の屈辱は消えないが、リベンジのチャンスは残っている。まずは眼前の中日を倒し、優勝をさらった巨人に借りを返す。そのためにやるべきことは何か。4日間の練習で万全の状態に仕上げるとともに、ブルペンのリーダーとして打線にも自らの投球でカツ! を入れるのだ。
15日からフリー打撃には、虎自慢の中継ぎ陣が登板する。5日間のブランクで、互いの実戦勘を鈍らせないことが狙いだ。春季キャンプのような腕試しではなく、手加減なしのガチンコ勝負。終盤戦で勢いを失った打線を目覚めさせるべく、燃える左腕が赤星に、新井に、金本に本気で挑む。それが自身のためにもなるからだ。
今季の中日戦は9試合(9回)に登板し、1勝5ホールド。防御率0.00と“完封”した。いい形でバトンを渡してくれれば、リードを守りきる自信はある。もちろん、フル回転は覚悟の上だ。
「先発の安藤や下柳さんがいい投球をしてくれるだろうし、出番があるかは分からないけどね。どんな場面でも、いつでもいける準備はしているよ」
熱い思いを真剣勝負で打線に伝え、猛虎を呼び覚ます。ブルペンをまとめる助っ人左腕が、失意の虎を再び戦闘集団に変える。(川端亮平)