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【なにやっ10】内館牧子氏、“天敵”の哀れな姿に…

2008.10.10 12:20
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 5勝5敗5休の体たらくで秋場所を終え、引退までささやかれた朝青龍。10月6日に海外渡航届を提出し、痛めた左ひじの治療のためモンゴルへ帰国した。

 土俵際まで追い込まれた横綱の哀れな姿に、国技館に観戦に来ていた“天敵”の内館牧子横審委員(60)はどこか寂しげだった。

 「サラッと散る桜もいいけどズタボロの散り方もいい。どういうやめ方をしようと本人が決めるべき。自分の文化に重ねればいい」

 既に2敗を喫していた7日目。珍しく感傷的な見解だった。

 東北大相撲部監督でもある好角家。2000年から横綱審議委員を務め、朝青龍に対しては厳しく“物言い”を続けてきた。

 05年初場所千秋楽で44本の懸賞をひもをつまむように受け取ったことに対して「酔っぱらいがすし折りを持つようなことは困る。強ければいいってもんじゃない」。モンゴル帰国からの再来日を前にした07年11月には「私にとってはもう引退した人だけど、もう1度頑張るというなら数々の疑問にしっかり答えるべき」とピシャリ。

 ちなみにお気に入りは日本人ホープの稀勢の里。夏場所で朝青龍を押し倒して勝ったときには「次期大関ですね。勝つごとに華のあるいい顔になっている」とベタ褒めだった。それにしても売れっ子脚本家だけあって話がうまい。12日目には「視聴率2%に落ちた人が映画やシナリオをもう1回勉強して20%とろうたって無理」。横綱の凋落ぶりをこう評してみせるなど私の中ではコメントの“横綱”です。

 でも横審の任期は最長10年。“内館節”が聞けるのもあとわずか。朝青龍の引退と大関稀勢の里の誕生。ぜひ両方見届けていただきたいのですが…。

渡部 陽之助(わたなべ・ようのすけ)

渡部陽之助1978年(昭和53年)4月25日、京都府生まれ。慶大卒。総合電機メーカー勤務を経て06年4月に入社。運動部一般スポーツ担当。戦前に選抜高校野球に8度出場した甲陽学院高(当時は中学)では硬式テニス部に所属。趣味は旅行。将棋と麻雀と競馬を少々。時間が許せば世界3大滝(ヴィクトリア、ナイアガラ、イグアス)に打たれるのが夢。


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