ダイヤモンドグローブ(13日、後楽園ホール、観衆=1800)東洋太平洋Sミドル級王座統一戦は、暫定王者・清田祐三(25)=フラッシュ赤羽=が2回1分37秒、TKOで正規王者ウェイン・パーカー・ジュニア(25)=豪州=を下し、王座を統一して初防衛した。試合後は日本人史上最重量となる世界同級王座獲りをぶちあげた。
豪腕でねじ伏せた。カウンターを狙う技巧派の正規王者に、清田が豪快に引導を渡した。「うれしいけど、鼻血も出したし、防御が駄目だったんで(100点中)65点。ダメージはないが、見栄えが悪い」と苦笑い。1回に右ストレートでダウンを奪うと、2回には後退する敵に容赦ない左右フックの乱れ打ち。レフェリーが試合を止めた。
今回、パチンコ店でのバイトの休みを利用し、首都圏のジムを駆け回った。疲れた体にムチ打ち、国内には少ない重量級戦士と打ち合いを重ねた。この日は100人を超す大応援団も駆けつけ、「みなさんの協力のおかげ。本当にありがたい」。猛練習の成果で周囲の期待にも応えた。
次の目標は、元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二(沖)より1階級重い、日本人史上最重量となる世界Sミドル級王座。友人に誘われ、高3の時に北海道釧路市で始めたボクシング。「やる以上、もっと上を目指します」。道産子ボクサーが、前人未到の頂を開拓する。(川田尚市)