最大風速14メートルの強風にも動じなかった。上位の多くが終盤にスコアを落とす中、諸見里が後半にスコアを3つ伸ばし、首位と1打差に迫った。
「2年前もこれくらい風が吹いていたな、と思いながらプレーしていました。強い風は疲れるけど、楽しいです」
台風の影響で36ホール競技に短縮された06年大会で、涙のツアー初優勝を飾った。この日も強烈な向かい風が吹く17番の第1打で、ティーの高さをボール半個分低くし、低弾道の打球をフェアウエーに運んでパーをキープした。
「打つ前に、これだけはやろうという準備はできています」。強い海風が吹く沖縄でゴルフを培っただけに、強風下のゴルフはお手のものだ。
連覇を目指した前週の「日本女子オープン」は17位。「思い通りのショットは打てたのに。悔しい1週間でした」と振り返る。大会後、コーチの江連忠プロにコースマネジメントの重要性を説かれ、考え方を変えた。「ボギーを打たないことを最優先にします」。2日間で2ボギーの堅実なゴルフに結びついた。
「2年前より成長した姿を見せたい。最後まで気を引き締めて戦います」。8月の「アクサレディス」以来の今季2勝目へ態勢は整った。(片倉尚文)