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【京都大賞典】トーホウアラン突き抜けた! (2/2ページ)

2008.10.13 05:03
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【京都大賞典】トーホウアラン突き抜けた!
テン乗りの鮫島の好騎乗で内をこじ開けたトーホウアラン(左)。遅れてきた大器が秋のGIロードを熱くする(撮影・榎本雅弘)【フォト】

 狙った“獲物”は逃さなかった。測ったように決めたイン強襲劇。強豪がそろった中で、トーホウアランが3つ目の重賞タイトルを手に入れた。

 「ゴールした瞬間に勝ったと思いました。きっちりと仕上げてくれていたので、プレッシャーはあったけど、期待に応えられてよかったです」

 テン乗りの重責を果たした鮫島良太騎手は汗をぬぐった後、勝利の余韻に浸った。

 道中のポジションは中団のやや後方。長丁場を見越して、内ラチ沿いの経済コースをロスなく進むことが、レース前の作戦だった。向こう正面の下り坂でペースが上がっても慌てない。最後の直線へ入ると、迷わず内へ進路を取り、1完歩ずつ先行勢を射程圏に入れていく。最後は狭くなった所をこじ開けるように、もうひと伸び。外を強襲してきたアドマイヤモナークを1/2馬身制した所がゴールだった。

 「開幕週の馬場や脚質を考えて、このレースを狙っていた。鮫島も作戦通りに乗ってくれたし、イメージ通り理想的なレースだったね」と藤原英調教師も会心の勝利に笑顔が絶えなかった。

 3歳時に重賞を2つ勝ち、将来を期待された大器。しかし、常に脚部に不安を抱えていたことが、その後の出世を遅らせた。1年以上に及ぶ長期休養。4歳時は1走もすることがなかった。

 「体ができるまでは苦労したが、使いながら馬体重もプラス、プラスできている。血統的にも5歳になってからだと思っていたし、ようやく完成に近づいてきたかな」。トレーナーも思惑通りの成長ぶりに目を細めた。

 今後については、「あれだけの脚を使ったから、次は脚もとを見てからになる」と状態を見極めてからになるが、天皇賞か、ジャパンC(11月30日、東京、GI、芝2400メートル)が候補に挙がっている。これから歩み始めるGIロード。本格化を告げたトーホウアランが、さらなる高みへと昇り詰めていく。(瀬戸聡)


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