歴史的名馬に肩を並べた。8歳の古豪ブルーコンコルドが記録ずくめの勝利を飾った。
4コーナーで先頭に立った武豊騎手のメイショウバトラーが懸命に粘り込みを図る。残り200メートルではブルコンとの差は2馬身余り。セーフティーリードかと思われたが、そこから歴戦の雄は1完歩ごとに襲いかかり、残り100メートルで捕らえて先頭に立つと、逆に2馬身もの差をつけた。
幸英明騎手は「直線半ばでは勝てると思った。3連覇の中で一番いい競馬」と、一段と凄みを増したレース内容に胸を張った。
この鮮やかなパフォーマンスで同一GI3連覇を達成。日本の競馬ではアドマイヤドン(’02〜’04JBCクラシック)、豪州のカラジ('05〜'07中山GJ)に次ぐ快挙だ。さらに、昨年の南部杯以来1年ぶりの勝利はGI7勝目となり、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、アドマイヤドン、ディープインパクトに並んだ。服部利之調教師は「わしの馬だけが8冠と言いたいし、もう1ついきたいね」と久々の美酒に酔いしれた。
次走は交流GI・JBCスプリント(11月3日、兵庫県園田、ダ1400メートル)。「今回は1本足りない状態。次はさらにいいでしょう」と服部師は上積みを見込んでいるだけに、歴代単独トップ、GI8勝の金字塔を打ち立てる可能性は限りなく大きい。(呉賢治)