トップリーグ第4節最終日(13日、秩父宮ラグビー場)サントリーは日本IBMに43−24と快勝。日本代表WTB小野沢宏時(30)がトップリーグ(TL)初の通算50トライをマークした。
仲間の奮闘で作られたメモリアルロードを全力で駆け抜けた。サントリーWTB小野沢は前半21分、CTBニコラスからのパスを受け、約15メートルを走りきった。03年のトップリーグ開幕以来、初の通算50トライ達成だ。
「ほっとしました。これでまた、しばらく数えなくていいですね」
こうおどけた小野沢はスタンドに観戦に訪れた愛息・謙真くん(3)との約束も守った。「いつも(試合前に)『たくさんトライして』っていわれるんです」。謙真くんは今月上旬、左手親指のけんしょう炎の手術を受けた。小野沢も都内の病院に2晩泊まり込み、全身麻酔と格闘する愛息と一緒に戦った。この日、発熱を押してパパの雄姿を見に来た謙真くんから試合後、花束を渡されると快感が体を貫いた。
「(相手の)15人を抜くのが理想です」。理想のトライを求め、これからも走り続ける。(林健太郎)