9日閉幕した北海道洞爺湖サミットの期間中、道内各地で警察官が首脳の移動やデモなどの警戒に追われたが、大きな混乱は見られず、厳戒態勢を敷いた警備も無事に幕を閉じる。
47都道府県から約2万1000人の警察官を結集した今回の警備。首脳らの移動では、霧の発生でヘリが飛べなくなり急きょ車列に変更したり、札幌市で首脳に予定外の行動が入り交通整理などの対応に追われた。
洞爺湖町の会場周辺では市民団体などが連日、反サミット集会やデモを行ったが、見込みより小規模で目立った混乱はなかった。
札幌市で韓国の領事館付近を警戒していた神奈川県警の警察官は「一カ月前から訓練してきた。応援期間は本番より長くつらかった」と漏らした。洞爺湖町を警備した警視庁の警察官は「トラブルもなく、うまくいった」と胸をなで下ろしていた。